男性不妊の原因と症状について。漢方薬を使った自然妊娠、人工授精
男性不妊は環境ホルモンの影響で増えているといわれています。
以前は不妊治療というと女性だけの問題とされていましたが、近年になり男性不妊も高い確率で発生していることが
明らかになりました。 WHO(世界保健機構)が調査した男女別不妊原因では、男性のみ24%、女性のみ41%、
男女共24%、原因不明11%と、近年では特に男性側に原因があるカップルが50%近くを占めています。
男性不妊の原因には、環境ホルモンや過度のストレス、偏食、熱すぎるお風呂や不規則な生活などがあります。
最近の20年間で精子量が3分の2に減少し、その他運動率の低下や奇形率が上昇傾向にあるといわれています。
男性の1回で射精される精液の量は3〜5ccといわれ、精液1cc中には6000〜1億匹もの精子が含まれます。
精子の数が1ccに4000万匹以下の場合、男性不妊とされ、漢方薬による改善や体外受精などによる不妊治療が必要とされます。
男性不妊の主な症状は、以下のようになります。
◆無精子症 無精子症とは精液中に精子が1匹もいない状態をいいます。夢精子症の場合、自然妊娠はできません。
無精子症はは精巣で精子を作れない場合(造精機能障害)と、精子を運ぶ精管がつまっている場合(精路通過障害)
があり、造精機能障害が男性不妊の70〜90%を占めます。
◆精子奇形症 精子の奇形率が全体の70%を超えている状態をいいます。
◆精子無力症 運動している精子が全体の50%未満しかない。
◆乏精子症 精液1ml中に、精子が2000万匹以下しかいない。
◆膿精子症 精液中の白血球が精子を食べてしまう。更にその時に酵素発生し、他の精子の受精能力を低下させる。
男性不妊の改善を目的として 漢方薬がよく使われています。男性不妊の場合、病院に積極的に行きたがらない場合もあります。 また、不妊治療は医療費が高額な上、保険も効きません。そのため漢方薬で男性不妊を改善し、自然妊娠を促す方も多いようです。 男性不妊の治療に最も良く使われる漢方薬に、補中益気湯があります。補中益気湯は主に運動機能の改善する効能がある漢方薬です。その他に男性不妊の治療で使われる漢方薬には、人参湯、参馬補腎丸、八味地黄丸などがあります。 漢方薬ではありませんが、男性不妊治療には亜鉛がいい、と言う口コミもあります。
男性不妊の症状と原因により、薬局で処方される漢方薬は違ってきますし、人によっては合わない漢方薬もあります。 また、どの漢方薬でも飲んだら劇的に短期間で効果があるというものではありません。 特に身体に不調がない限りは少なくとも3,4ヶ月は薬局で処方された漢方薬を服用して精子の変化の様子を見ましょう。 男性不妊の治療にあたり信頼して相談できる薬局を見つけることが大切です。 薬局選びのチェックポイントは、こちらの症状やメンタル面まで、よく話を聞いてくれるか?
西洋医学と東洋医学の根本の相違やこちらの質問にきちんと説明してくれるか?
漢方薬だけに頼らず、日常生活での生活習慣の改善などについても指導してくれるか?などがあります。
漢方薬でのでの自然妊娠が期待できない場合、人工授精を考えます。
男性不妊の場合、「自分が原因なはずがない」と受診を拒否する方も多いため、治療にあたるのは、非常に難しいところです。
不妊解決のためには、常々ご夫婦で話し合い、コミュニケーションを良くしておくことが大切です。
人工授精を行うかどうかは、ご主人の男性不妊の状態(精液の状態)、不妊期間とこれまで受けた治療などを考え医師と相談の上決めます。 漢方薬を服用しながら人工授精を試してみるのも良いですが、その際も必ず医師に相談し、指示に従いましょう。
人工授精は排卵日にあわせて精子を人工的に子宮の中へ精子をおくる方法です。男性不妊が原因による人工授精では精液を洗浄・濃縮した後、運動性のいい精子を選別してから人工授精針のついた注射器で子宮内に注入します。 精液を洗浄・濃縮することにより精液中の精子の運動を妨げる物質や、奇形の精子、脂肪球、未熟な精子や死んだ精子などを取り除き、かなりの男性不妊でも妊娠の確立を高めることができます。
それでも人工受精の妊娠率は、5〜20%程度です。 少ないようですが妊娠に成功する確立は0%ではないのです。精子の状態も受精卵の状態を良くし、にももストレスや心理的要素の影響ももきっと妊娠できると信じてご夫婦で心を合わせて人工授精に臨みましょう。